「紙のシールに耐水性を持たせることはできるの?」
「商品にラベルやシールを貼りたいけれど、水濡れが心配…」
耐水性のあるシールを作りたいなら、耐水加工を施すのがおすすめです。どのような耐水加工ができるのか、どのようなシーンで役立つのかを知りたい人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、シールの耐水加工について紹介します。
耐水加工を施したシールには多くのメリットがあります。まずは水滴や結露、湿気などあらゆる水気に対して耐性あることです。少し水がかかっても破れたりインクがにじんだりしにくいため、水がかかること想定したシーンに役立ちます。
加工をしていない一般的なシールよりも強度があり、長持ちしやすいのも魅力。日光や風、雨のあたりやすい屋外で使う商品にもぴったりです。
シールの耐水加工方法として、特に一般的なのがラミネート加工です。本やパンフレットの表紙に施して強度をプラスすることが多いですが、シールやラベルにもよく使われています。
加工方法は印刷後にインクを乾燥させてから、フィルムを熱で圧着させます。シールの表面にフィルムを圧着させるため、退色を防ぎ、少しの水ならはじくことができます。長期保存が想定されるケースにも役立つでしょう。
ラミネート加工を施したシールは水滴に強くなりますが、用紙そのものの耐水性は高くありません。より耐水性をアップさせるなら、プラスチックを主原料としたユポ素材や合成紙PETなどのアルミを使ったフィルム素材などをベースにするのがおすすめです。その上でラミネート加工を施すことで、耐水性がより上がります。
※ラミネート加工は輸送や陳列時のキズ防止にもなります。
耐水加工のシールは、冷蔵・冷凍保存が必要な食品によく使われています。ワインや日本酒・焼酎などの瓶は水滴や結露が付きやすいので、ラベルに耐水加工を施しておくと良いでしょう。シールの表面を加工するため、ベースとなる紙やフィルムの素材選びにもこだわることができます。
さらに、お風呂や洗面台といった湿気の高くなりやすい場所で使う商品のラベルにもおすすめです。入浴剤やシャンプー、リンスなど、水に濡れた手で触れることが想定されている場合は、フィルム素材をベースに耐水加工を施すと万全です。
シールの耐水加工として、自分でラミネート加工を行うことが可能です。ラミネート加工が自宅でできる小型のラミネーターも販売されています。
しかし、自分で加工するとフィルムがしっかりと圧着しなかったり、ラミネーター内で紙詰まりを起こしたりしてうまく加工できないこともあります。どうしてもうまく加工できない場合は印刷会社に依頼することも考えましょう。
水滴や結露に強いシールを作る際は、耐水加工を行うことがおすすめです。用途にあわせた加工方法や素材選びをして、シールの耐水性をアップさせましょう。
シールの用途によって、どの程度の耐水性が必要かは異なります。適した耐水加工方法や素材、糊などについてプロに相談できると安心ですよね。
シール・ラベルの制作実績が豊富な創美では、お客様へのご提案から製造・納品までトータルプロデュースをしています。お客様のご要望をお聞きし、最適な耐水加工方法をご提案いたします。
見積依頼は無料です。初めてシールを作る方や、小ロット発注もぜひご相談ください。