「ケント紙ってどんな素材?」
「ケント紙をシールに使ってみたい!」
「ケント紙を使ったシールは自分でも作れるの?」
紙自体に厚みがあり、凹凸が少ないケント紙。名刺やパンフレットなどに使われることの多い素材ですが、シールに使ってみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ケント紙の特徴やよく使われているシーン、シールとして自分で印刷する場合の注意点を紹介していきます。
ケント紙とは、100%化学パルプで構成されている上質紙です。紙自体に加工はされておらず、光沢はほとんどありません。凹凸は少なめで、触れるとなめらかさを感じるでしょう。紙自体に厚みと強度があるのも特徴的です。
実はケント紙という名前は、日本でしか使われていません。ケント紙のような特徴を持つ紙が、かつて紙の名産地だったイギリスのケント地方からよく輸出されていた、という背景が由来です。
ケント紙は実に幅広い用途で使われている素材です。主な用途のひとつが製図用紙。消しゴムを使っても紙の表面が毛羽立ちにくく、鉛筆やペンの先が引っかかりにくいことから製図の場面でよく使われています。
加えてインクや絵の具がにじみにくいという特徴があります。画材として使われるケースは多いため、画材店で購入した経験がある人も多いはずです。
インクがにじみにくいという特徴があるため、名刺やパンフレットなどの印刷物にもよく利用されています。ロゴや名前、連絡先がはっきりと印刷でき、良い印象を与えるはずです。特徴を活かし、シールやラベルに印刷して使うこともできます。
ケント紙は複合機で印刷することが可能です。しかし、厚みと強度のある素材のため、印刷した際に複合機の内部で詰まったり引っかかったりし、故障の原因となってしまうケースが考えられます。通常のコピー紙のようにうまく印刷できないこともあるでしょう。
ケント紙に印刷する際は、自動で次々に印刷できる給紙トレイではなく、1枚ずつ印刷していく手差しトレイを使うのがおすすめです。ケント紙のような厚紙用の印刷モードが搭載されていれば活用しましょう。
ケント紙は幅広いシーンで活用されている素材です。製図用やパンフレット、シールなど状況にあわせて使っていきましょう。
シール・ラベルの素材にも使えるケント紙ですが、厚みと強度のある素材のため、印刷する際には高い技術が求められます。複合機などでの印刷がうまくいかない場合、プロに相談できると安心ですよね。
さまざまな素材をシール・ラベルにしてきた印刷会社の創美では、お客様へのご提案から製造・納品までトータルプロデュースをしています。お客様のご要望をお聞きし、最適な方法をご提案いたします。
見積依頼は無料です。ケント紙のような上質紙や特殊紙もシール・ラベルにできます。小ロット発注もぜひご相談ください。