「デザインだけでなく、シール・ラベルの素材選びからこだわりたい」
「凹凸のある素材で、手触りから差別化を図りたい」
レザック紙は、紙自体に凹凸の加工がされたファインペーパーです。触れると独特な手触りを感じられるうえ、高級感ややわらかさのある雰囲気の素材です。シールやラベルに使うと、差別化を図ることができるでしょう。
ここからは、シールやラベルの素材としても魅力的なレザック紙の特徴を紹介します。
レザック紙は、印刷だけでは表現できないような、独特な凹凸の模様を持つ素材です。1966年の発売以来、長きにわたり親しまれています。
名前のレザックは、レザーライク(皮によく似た)という言葉が由来となっています。名前のとおり、凹凸の模様からは仔牛の皮のようなやわらかいニュアンスを感じられます
紙でありながら、まるでレザーのような高級感とあたたかみ、ソフトな質感を感じられるのは大きな魅力です。
表面に凹凸があるため、見た目だけでなく実際に触れてもやわらかさのある質感を感じられるのも特徴といえます。実際に手に触れるようなシチュエーションで利用し、高級感や上質な印象を与えましょう。
美しい発色も魅力のひとつです。カラーバリエーションが豊富で、はっきりとした濃い色から、ソフトなパステル調の色までそろいます。同じレザック紙という素材であっても、カラー選びで印象はがらっと変わるはずです。
レザック紙は、商品名によって微妙に模様の雰囲気が異なる紙でもあります。
「レザックでシールを作りたいんですけど」
印刷会社「どの模様のレザックにされます?」
「どの模様のレザック!?」
なんてことにならないよう、レザックの模様(商品名)についてのご紹介をいたします。
・レザック16:シボ調のエンボスで本物の皮革に近いような質感の紙
・レザック66:牛革のようなテクスチャーと色数と紙の厚みのバリエーションが豊富な紙
・レザック75:子ヤギ皮を再現したテクスチャー。レザック66に似ていますが、より細かいエンボスがあり暖かい雰囲気の紙
・レザック80ツムギ:横目に流れたエンボスが特徴で和様の雰囲気、日本の伝統織物である八丈白紬の風合いを再現した紙。
・レザック82ろうけつ:紙全体に蝋(ろう)を走らせたような模様が特徴で「染めろうけつ」を再現した紙
・レザック96オリヒメ:縦横のクロスした麻袋の様な模様と古紙・パルプの質感がしっかり伝わる紙
・きらびき:レザックシリーズの模様にパール調の光沢をプラスし、さらに高級感のある紙
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上記のように、レザックだけでも様々な紙の模様があります。そのため、デザインや商品にあった種類、色を選ぶのも重要。商品付加価値提案への引き出しになります。
長い間親しまれているレザック紙は、さまざまなシーンで重宝する素材です。高級感があるだけでなく、素材自体に厚みがあるため、丈夫な素材を使いたいときにも役立ちます。たとえば名刺やショップカード、記念日の案内状など、厚みと高級感の欲しいシーンにぴったりです。
高級感を出したいシーンでは、シール・ラベルにもよく使われています。たとえばパッケージのワンポイントとしてレザック紙を使い、目立たせて差別化を図るのもひとつの方法です。ラベルとして、手に触れる可能性のある部分に使うのも良いでしょう。
特殊な加工がされたファインペーパーのレザック紙は、シールやラベルにもよく使われる素材ではあるものの、デザインによっては自分で印刷するのが難しいこともあります。特に小さい文字やロゴマークが凹凸に隠れて見づらくなったり、印刷にムラが出来たりして、自分ではうまく印刷できないことが考えられます。
紙の質感を活かしてあえてデザインをシンプルにまとめたり、複合機の印刷設定を調整したりして、うまく印刷できるように対応しましょう。
レザーのような手触りとやわらかみのある雰囲気があるレザック紙は、シール・ラベルに高級感のある素材を使いたいときにおすすめです。デザインや用途にあわせて、レザック紙を素材にシール・ラベルを作ってみましょう。
レザック紙への印刷は、自分でプリンターや複合機を用意して行うこともできますが、凹凸のある素材のため、イメージどおりにうまく印刷できないケースも考えられます。コストが想定以上にかかるかもしれません。素材にあったデザインやカラー選びについて、印刷する前にプロに相談できると安心ですよね。
印刷会社の創美は、レザック紙のように厚みと凹凸のある素材の印刷実績も豊富です。ご提案から製造・納品までトータルでお任せいただけます。
見積依頼は無料です。シール・ラベルの素材選びに迷っている方や、ファインペーパーをシールに使いたいデザイナー様、小ロット発注もぜひご相談ください。