「商品の封やセキュリティ対策として使えるシールはないの?」
「封緘(ふうかん)シールって何?」
封緘シールは、おもに商品に封をしたいときや輸送時・陳列時の開封防止や万引き防止・中抜きや異物混入防止のために使われています。
また業種や企業によっては、バージンシールと呼称されることもあります。
封緘シールがどのようなシールなのか、どのような場面で使えるのか詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、封緘シールについて紹介します。
封緘シールは、パッケージや封筒などの開封口に貼るシールのことです。バージンシールや封印シールと呼ばれることもあります。封緘シールが剥がされていない状態は、まだ未開封であることの証明になります。また、デザインにこだわったオリジナルの封緘シールを作ることも可能です。
封緘シールによく使われるのが、透明のフィルム素材(透明PET:ポリエチレン)です。商品に貼った際、パッケージのデザイン性を損なわずに見せることができます。貼るものに合わせて、フィルムの厚みを変えることもできます。
また、封緘シールには改ざん防止素材が使われることもあります。シールを剥がしたときに文字が転写されたり、シールに新たな文字が浮き上がったり、シールそのものが裂けたりして、開封を確認できる素材です。特にセキュリティ面を重視したいときにぴったりの素材です。
透明のフィルム素材だけでなく、高級感のある金・銀のシール素材が使われることもあります。素材によってはエンボス加工や箔押し加工もできるので、素材選びや印刷加工にこだわってみましょう。
無地や「未開封」などの文字を入れて作ることが多い封緘シールですが、ブランドのロゴも入れてオリジナルの封緘シールを作成することもできます。ベーシックな無地の封緘シールでも機能的な役割を果たすことはできますが、オリジナルの封緘シールにすることで、ブランドをアピールする役割としても有効的に活用することができます。
封緘シールはさまざまな場面で使われています。ここからは、封緘シールが役立つシーンを紹介していきます。
封緘シールが使われることが多いのは、フタを閉めるだけでは不安定なものです。例えばパッケージや紙袋、包装紙が挙げられます。フタがきっちりと閉まるように、テープや糊を使っても良いですが、封緘シールがあればおしゃれで簡単に封をすることができます。未開封であることが一目でわかり、安心して商品を購入してもらうのにも役立つでしょう。
ほとんどの商品は製造・加工後、輸送や店頭に並べるなどの過程があります。振動や、商品を掴んだり並べたりする際に、パッケージの歪みにより蓋が開いたり、キャップがゆるみ中身が出てしまったりなど、意図していないことが起きることもあります。
そういった開封防止にも蓋止め(蓋留め)シール・封緘シールは役立ちます。
封緘シールを貼ると、未開封であることの証明となるため、セキュリティシールとして使うのも良いでしょう。シールを剝がさないと商品を確認できないようにしておけば、中身だけ万引きされる中抜きの防止に使えます。よりセキュリティ性を高めるために、改ざん防止素材を使うのもおすすめです。
製造メーカーや加工担当者の方たちは、異物混入対策を考えたうえで商品を製造していますが、ときに人為的なイタズラだったり、近年では異物混入がSNSを通じて拡散されたりして、ニュース(マスメディア)にとりあげられ、事件につながるケースもあります。
そういった意図的混入を少しでも未然に抑止する理由で、封緘シールを使われるユーザー様も少なくありません。
封緘シールは貼るだけで未開封の証明となり、セキュリティ性をプラスしたいときにぴったりです。素材やデザインにもこだわって、封緘シールを作ってみましょう。
これまで封緘シールを作った経験がないと、うまく作れるかどうか不安なもの。素材やデザインをプロに相談できると安心ですよね。
シール・ラベルの制作実績が豊富な創美では、お客様へのシールのご提案から製造・納品までトータルプロデュースをしています。お客様のご要望をお聞きし、最適な方法をご提案いたします。
見積依頼は無料です。初めて封緘シールを作る方や、小ロット発注もぜひご相談ください。