羊皮紙とは「羊、牛、山羊などの動物の皮を限界まで引き伸ばし、文字を書き留めるために、薄くして乾燥させたシート状のもの」です。
ハリーポッターの作品中でよく出てくるため、そのイメージが強い方も多いかもしれません。
現代でも、本物の羊皮紙は制作に手間と時間がかかるため、非常に高価です。羊皮紙は、植物繊維から作られているわけではないので、一般的に言う「紙」ではありません。
羊皮紙は紙ではありませんが、レザーとも異なります。
レザーは、動物の皮をなめす工程(植物由来のタンニンや塩基性硫酸クロムなどの薬品を用いて、柔らかくする工法)を経て作ります。
一方で、羊皮紙はこの作業は行わず、引き伸ばし乾燥させて作ります。
現在、お店で「羊皮紙(パーチメント)」として売られている商品の多くは、以下のような羊皮紙に似せた紙製品です。
これらは本物に比べて値段も高価ではなく気軽に購入できるので、本物の羊皮紙の代わりとして使われることが多いです。
○硫酸紙(パーチメント紙)
硫酸紙(パーチメント紙)は原紙を硫酸による化学処理で溶化し、洗浄し乾燥させ作られます。無味・無臭で、ち密な繊維を持っているため耐油や耐水性が高く、バターの包み紙や肉や魚の包み紙として使われます。他にはクッキングシートや味噌の中蓋に使われています。
○擬硫酸紙(擬似パーチメント紙)
擬似硫酸紙は、硫酸の化学処理を行わずに紙をすく際に耐水機能がつく薬剤を付加して作られます。いずれも羊皮紙に似ていることからパーチメント紙と呼ばれています。
○ファンシーペーパー
ファンシーペーパーは質感や見た目に特徴があり、様々なバリエーションを作り出すことが可能です。そのため本の表紙やカバーなどに使われ、表紙によって本の内容の世界観を表現することができます。
出典: https://turkish.jp/tourguide/%E7%BE%8A%E7%9A%AE%E7%B4%99/
本物の羊皮紙は、原価を抑えたいときや大量生産には、不向きといえるでしょう。
そんなとき、羊皮紙の風合いを再現したファンシーペーパーは、羊皮紙の代わりとなって、高級感と落ち着いた印象を与えることができるので、人気のアイテムの一つです。
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